スポーツ外傷

 

スポーツ中に、明らかな原因によって起こった怪我を指します。例えば、打撲・捻挫・脱臼・骨折・肉離れなどがあります。

骨折などの疑いがあれば、医師と連携を取りながら、レントゲン検査も必要となってきます。

外傷は安静が大切ではありますが、

 

「大事な試合が近い」

「練習を休めない」

 

という学生アスリートの相談が多いのも確かです。

当院では、そのような患者様の気持ちも理解したうえで、ベストな選択肢を出せるように努めます。

テーピング一つでも、その回復や可動域は変わってきます。しかし、そのスポーツ外傷治療とリハビリが不十分な場合は、再発を繰り返したり、別のケガにつながる可能性も出てきます。

症状回復後に、思い切りポテンシャルを出せるよう、パフォーマンスアップへ向けたリハビリを積極的に行います。できる範囲のトレーニングを行いながら、患者様をバックアップしていきます。

 

怪我は直後に行う適切な処置により、回復状況が大きく変わってきます。骨に異常がないかできるだけ早く整形外科で診てもらうことが大切ですが、受診までの間に悪化させないために、適切な応急処置を知っておくことはとても重要ですし、治療後も応急処置の基本を踏まえた生活を行うことで早い回復が期待できます。

応急処置の考え方は、時代の流れとともに変化しつつあります。スポーツをしている患者様の年齢、指導者の方の年齢によって、これまで教えられてきた処置方法とは異なる対処が必要になってくることも考えられます。大切なのは自己判断しないこと、固定概念にとらわれないことです。

 

現在では「適度な負荷」が大切とされています。

例えば、足首を捻挫した際、ガチガチに固定して安静状態を保っていると、いざ症状が落ち着いた時に、その可動域は狭まっています。周囲の筋肉が硬直し、ケガする前のようなスムーズな動きが困難になるのです。そこで、足首を捻挫した場合でも、ゆっくりで良いので「少し負荷を掛けて歩かせる」のです。適切な負荷をかけながら、丁寧に歩くこと。痛みを恐れて足を引きずってしまっては本末転倒です。人間は逃避行動をとりますので、意識しない逆に悪影響となります。

 

痛みが消えた後、どのような行動を取るかでも、その回復力・復帰までの時間は変わってきます。痛みが消えてきたからといって、十分なリハビリなく患部を動かすと、症状は再発しやすくなり、再発した場合は回復に更に時間がかかります。まずはしっかり治して、リバビリをしながら無理のない範囲で動かしていきましょう。できる範囲のトレーニングを続けながら、できるだけ早く回復させることは、鍼灸整骨院が得意としています。是非、ご相談ください。